ディスクブレーキとドラムブレーキ 〜その長所と短所〜
ブレーキ機構の中で、摩擦によって車両の運動エネルギーを吸収しているという原則は長年にわたって変わっていません。その摩擦を得るための機構の代表的なものに、ディスクブレーキとドラムブレーキがあります。以前はドラムブレーキが主流でしたが、クルマがだんだんと高性能化してきたことなどの理由から、現在はディスクブレーキが主流となってきています。その理由として一番に挙げられるのは放熱性の良さです。ディスクブレーキはタイヤと同じスピードで回転しているローターと、それを挟み込むパッドが剥き出しであるため、走行中の風で放熱されます。ところがドラムブレーキは密閉された筒の中で、タイヤと同じスピードで回転している円形の筒状の部分を内側から拡がることで押さえ込み、制動=放熱を行う機構のため熱がこもってしまいます。また摩擦材部分(ライニング)をカバーしているため、泥・水・オイルからの汚れを防止する効果がある反面、雨の日にはドラム内に水が浸入しやすく、制動力が落ちてしまった場合には制動力が回復しにくいという弱点も持っています。
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