松戸クラシックカーフェスティバル


  今年で2回目を迎える松戸クラシックカーフェスティバルが、10月4日−5日の二日間にわたって松戸祭りの協賛行事として松戸駅西口地下駐車場にて開催された。日本に数台という貴重なクルマ、46年も乗り続けているクルマ、老若男女、クルマ好き嫌いに関係なく定着しているように感じられた。
  
 
  (professorイノウエ)
ダイハツ・ミゼットを覗き込むお父さんとそれを待つお母さん。高度成長期を創生した方々に思い出の1台。きっと辛かったこと、楽しかったことが思い出として脳裏に蘇っているのだろう。
46年間乗り続けている観音開きクラウン。難点は部品がないこと。ノンシンクロなのでダブルクラッチを踏まないとギア・チェンジが出来ないので誰でも運転できるクルマではない。
昭和32年当時、松戸・柏・我孫子には自動車販売店がなく、ガソリンスタンドも手で回して入れるところが一店あっただけで午後6時には閉店。金町までガソリンを給油に行っていたとのこと。
その観音開きクラウンを覗き込むお孫さんを連れたおじいちゃん。きっと当時のことを思い出しているのであろう。
34年間乗り続けているオペル1900GT、77歳のオーナーはとても元気。高齢になってもスポーツカーに乗り続けることが若さの秘訣であろう。
オーナーはオペル1900GTを購入するとき、トヨタ2000GTと比較した結果、ダッグテールが決め手となったとのこと。
尚、このオペル1900GT、ヤナセの調査によると車検を受けて走行可能な状態を維持している日本で唯一なクルマだそうです。
フェアレディ2000、ブルーバードP310のシャシーを補強して1962年にオープンカーとして登場した。このフェアレディ2000は、フロントスクリーンが低く軽量なことから特に人気がある。この人気があるフェアレディ2000は、乳児がいらっしゃる夫婦がオーナー。オーナーはユーノスロードスター、S2000などオープンカーを乗り継ぎフェアレディ2000に到達したとのこと。
1961年型ブルーバードP310、筆者は幼少の頃に見たはずなのだが記憶が鮮明でない。但し、ラリーで活躍していたという記憶はある。このブルーバードは前オーナーが20年、現在のオーナーが22年間乗り続けられている。現在のオーナーはまだまだ乗り続けられるとのこと。筆者もオリジナルコンディションのP310を末永く乗り続けることを願う。
1958年型メルセデスベンツ220SE、日本に現存するのは2台。そのうちの1台であり、コンクールコンディションである。1954年型メルセデスベンツ220Sもコンクールコンディション。こうして素晴らしいコンディションの2台が並んでいる機会はそう多くないはずだ。
1952年型ポルシェ356pre-A、ハンドメイド・ポルシェである。コンクールコンディションのこのpre-A、普段も松戸の街を走り、昨年までミッレ・ミリアにも出場していた。
クルマは飾るものじゃなく走らせるもの、オーナーの気持ちが伝わってくる。日本にあるpre-Aの中で4番目に古いクルマとのこと。
1964年型の珍しい副変速機付き6速仕様のスバル360コンバーチブル。10月4日は松戸で展示、5日は、富士重誕生50周年に参加するためスバル聖地・群馬太田で展示されている。
197台のスカイライン2000GT-R、この数字は通称ケンメリと呼ばれるスカイラインGT-Rの生産台数である。なんと松戸クラシックカーフェスティバルに赤と白の2台が登場。スカイラインファンならずとも注目を集めていたクルマである。もう解説は不要であろう。
通称ハコスカ、3台並んだハードトップのGT-R。R380直系のS20エンジンを搭載したスカイラインは魅力的である。
ところが、レースにおいてマツダ・サバンナRX-3に50勝を阻まれたGT-Rは、当時開発していたロータリーエンジン搭載の噂があった。73年のオイルショックが無ければロータリーが搭載された可能性の高いGT-R。この3台のGT-Rを見て、先日の富士で開催されたさよならイベントと噂話が脳裏をよぎった。
フェアレディ240ZGは、Z432とならびレースで大活躍した1台。オーナーのご好意でエンジンのレーシングによるL24エンジンとソレックスキャブが奏でる官能のサウンドに聞き入る来場者。
雑誌ラピタの表紙を飾った表紙モデルのクラシックカー現車そのものが展示されていたおり、来場された方も原画とそのクルマを食い入るように見ていた。