第3回京都ヴィンテージカーフェスティバル in 京都市役所前広場





10月29日(日)京都市役所前広場において「第3回京都ヴィンテージカーフェスティバル in 京都市役所前広場」が開催されました。先日までの天気予想では雨と言われていましたが、皆さんの思いが通じたのか、朝から快晴でクラシックカーにはとっても優しいすがすがしい気候に恵まれました。それでは会場の様子をお伝えします。






京都ヴィンテージカークラブの会長の萬田さんの挨拶でこのイベントが開始しました。今年でもう3回目を向かえたそうで定例化してきたことはとても嬉しいことです。集まった皆さんは殆どが京都・大阪・兵庫の方達です

会場中央の一番目立つところには、クルマの王様であるロールス・ロイス シルバークラウドIIIフライングスーパー(1966年式)が展示されました。ライトブルーメタリックの塗装はとても綺麗で当日の空を映し出したように輝いていました。ダッシュボードはイギリスの高級車の定番であるウォールナットのパネルで構成されています。ロースル・ロイスのファントムの逸話として走行しているとき聞こえるのは、時計の音のみという伝説はこのクルマにも当てはまるのでしょう

メルセデスベンツ190SL(1958年式)です。メルセデスの定番のシルバーメタリックでなく黒いボディもなかなかお似合いです。フロントグリルのスリーポインテッドスターは、いつの時代でもメルセデスと判るアイデンティティです。1958年にこれだけ格好のいいスポーツクーペを発売していたとはやはりクルマ先進国ドイツですね!

MG マグネットZBバリトーン(1957年式)です。今は消滅してしまったMGの高級車です。イギリスらしいセンスの良いツートンカラーがカッコいいですね。フロントフードとりやのトランクリッドを皮製のベルトで止めているところがなんとも個性的です。リヤウインドにはイギリスで毎年開催されるクラシックレーシングカーのイベントである「GOOD WOOD」のステッカーが貼ってありましたが、もしかしてエントリーしたのでしょうか

流麗なボディラインを持つMG A MARK-T(1959年式)です。イギリスの定番カラーであるダークグリーンのボディはとても綺麗です。ボディサイズの割りにエンジンはとてもかわいいです。メッシュのホイールもとてもお似合いですね

ロータスエラン Sr-1 dhc(1963年式)です。センターに配されたグリーンのラインが白いボディにとてもお似合いです。ユーノスロードスターのお手本となった張本人です。この手のライトウエイトスポーツカーはイギリスのお得意分野でした。天気の良い日にルーフを開けて嵐山あたりを流すと気持ちいいですね

ジェンセン・ヒーレー(1975年式)です。とても珍しいクルマに遭遇できて嬉しいです。やはりイギリスのクルマですが沢山のオープンカーがあったんですね。コンディションよく保つためにいろいろとご苦労があるのではないかと思われます
アルファロメオジュニア1300GTA(1968年式)です。コンペティションモデルで確か車体がアルミです。普通のジュニアとの走行の違いはどのくらいあるのでしょうか。ブレーキパッドでお困りのときは是非ネオストリートに相談してくださいね

ご存知フェラーリディーノ246GT(1971・1972年式)です。やはり黄色いボディが定番ですね。でもシルバーメタリックもなんとも渋くカッコいいです。こうしたスーパーカーも身近でみられて嬉しい一日でした

ポルシェ930ターボ(1976年式)です。現在のポルシェとボディスタイルがほぼ一緒というのもポルシェのデザインが究極のものということですかね。年式や仕様により細かな違いがありますがすごいことです。このモデルはターボを搭載しているため、パワーアップに合わせて太いタイヤを収めるオーバーフェンダーがとてもカッコいいです

フィアットX1-9(1977年式)です。ミッドシップにエンジンを搭載した小型軽量のスポーツカーです。フロントはもちろんトランクスペースとなりますが、リヤにも少しあります。今見てもクリーンでカッコいいデザインですね。トヨタのMR-2はこのクルマをお手本としたようです

ウイリスMB(1941年式)です。第二次世界大戦でアメリカが開発した機能美を追及した軍用車です。クルマ本来の走ることに特化しているためとてもシンプルです。戦後日本にも沢山走っていたようです

こちらのジープは三菱がライセンス生産したジープCJ3BM J-4(1958年式)です。珍しい左ハンドルです。装備はフル装備(機関銃も装備?)でした。自衛隊仕様に決めていました

ホンダステップバン(1974年式)です。今爆発的に売れているスズキワゴンRの元祖です。ホンダはこのコンセプトのクルマ早く世に出していたのですが、当時はあまり当たらなかったのです。郵便仕様にお化粧していますが、どうやらこのクルマの過去が郵便車だったようでその姿を再現したそうです。リヤドアをあけると荷崩れしないようにガードがついていますが、その取り付け用の穴が開いていたそうです。乗り込み易く、荷物の積載性がよいパッケージが今でも通用しているところがなんとも皮肉なお話です

ホンダN360(1969年式)です。グリーンのとても綺麗なボディで輝いていました。もちろんエンジンルームもピカピカに整備されています。イギリスのミニをお手本にしたボディスタイルは優れたパッケージを持っています。フロントマスクはともて愛嬌がありますよね

トヨタパブリカバン(1968年式)です。バンスタイルのこのクルマは当時の商店街では必ず見かけました。働くクルマは残存率がとても少なくなりますが、こうして見られるのも嬉しいですね。よくあった薄いグレーの塗装も当時の定番カラーですね

スバルFF1 1300スポーツクーペ(1969年式)です。スバルが小型車としてデビューさせた当時としては画期的な前輪駆動を採用したクルマです。水平対向エンジンを搭載しているため低重心で走行性が良かったようです。なんとエンジンの上にはスペアタイヤが鎮座しています。トピックスとしてはフロントブレーキがインボードタイプ(ブレーキディスクローターが車体の中にレイアウトされている)を採用しているためホイールの中は空です。パッド交換はとても苦労しそうです

日産シルビア(1965年式)です。554台しか生産されなかったハンドメイドモデルです。生産台数の割りにこのようなイベントでは結構出席率が多いです。何でも欠品のないボロボロの状態からレストアをして、まるで新品のような姿に変身したそうです。オーナーさんの愛情が沢山注がれて大変幸せなクルマですね

日産ブルーバード1600SSS(1972年式)です。ブルーバードU(610型)がデビューした後も暫く製作していた510型の最終型です。ワンオーナーで一時車検を切っていたものを、また復活させたそうです。27万kmを走破しているそうで、故障知らずのようです。今回発見したのですが、シリンダーヘッドには「DATSAN」の文字が入っています。定番のサファリブラウンもピカピカしていました

こうしたイベントでの出席率ナンバーワンの日産スカイライン2000GT-X(1972年式)です。GT-Rは実車としては生産台数が少ないにも関わらずイベントで見かける回数が多いですが、GT-Xは結構レアです。L20エンジンにSUツインキャブレターを装備して130PSを発揮します。当時としては珍しいパワーウインドウが付いています。綺麗なボディを保つ秘訣は、洗車をするのは自宅から離れたところで行い、走行しながら乾かすことにより隠れたところに入った水分を乾燥させて錆びるのを防ぐことだそうです。それでも錆びが浮いてくるので既に数回全塗装をしているようです。クルマは乗って何ぼというオーナーさん、いつまでも貴重なクルマを大切にしてくださいね

いすゞべレット1800GT(1970年式)です。べレットといえばGTRが注目されがちですが、GTグレートもあったのですよ!
アルファロメオを彷彿とさせるボディラインは、当時いすゞ自動車がヨーロッパのクルマを手本としていたためと思われます。その後にデビューした117クーペはイタリアのジュウジアローがデザインしたことからも明らかではないでしょうか

あのボンドカーで有名なトヨタ2000GTのオープンも展示!?いえいえなんとこのクルマは、あの名車ユーノスロードスターをベースとしてフロントとリヤをトヨタ2000GTに似せて製作したオリジナル・コンプリートカーです。ダッシュボードも本物そっくりです。興味のある方は一度問い合わせてみては如何でしょうか

http://www.katch.ne.jp/~elvis/
編集後記


心配されていた天気もすがすがしい秋晴れに恵まれイベントには絶好な一日となりました。最近全国レベルで開催されているクラシックカーのイベントは年々盛況になってきました。今回は街の中をパレードしなかったのがちょっと残念です。いざやろうとするといろいろとご苦労があるかと思いますが、京都の古い町並みには絶対マッチするはずですから是非実現して欲しいところです。又来年も秋の古都を訪れて皆さんと再会を果たしたいと思います。

(ドクター吉澤)