東レ先端材料展2011:TEEWAVE AR1を発表


「TEEWAVE AR1」は、車両登録可能な仕様で車両開発はゴードン・マレー氏が中心となりゴードンマレーデザイン社が製作を担当、CFRPモノコックボディのオープン2シーターモデルで、軽量化と高い車体剛性と衝突安全性を実現しています。
モノコックはF1と同様の設計、重量物であるバッテリーを車体中央に配置した後輪駆動のミッドシップモデルです。

東レは、トヨタ レクサスLFAのメインフレームを担当、2011年1月にはダイムラー社と自動車部品製造の合併会社設立し、2012年は発売のメルセデス・ベンツSLクラスから部品供給すると発表しています。

今回のゴードン・マレーとのプロジェクトは、東レがEV自動車製造に参入するということではなく、環境規制が厳しくなるなかで軽量化部材の量産で先行する狙いがあります。その背景には、硬化が約5分で終了し、次世代の硬化剤を用いると1分程度で終了する技術 目処がついたことがあげられます。今回のCFRPモノコックボディは2シーターだが4シーターに容易に変更出来る技術で成形されています。
尚、このゴードン・マレーのEVプロジェクトには元ホンダの後藤治氏も参画しています。







実用EVは冷却のシステムが重要となります。そのためサイドのインテークとリアの開口部が開いています。


車両諸元

サイズ(全長×全幅×全高) 3795mm*1,766mm*1,154mm
車体重量(電池重量) 846kg(220kg)
乗車定員 2名
最大出力 47kw/3,000rpm〜6,000rpm
最大トルク 180Nm/0〜2,000rpm

性能

電力消費率 11.6km/kWh
航続距離 185km
最高速度 147km/h
0-100m加速性能 11.0sec
ねじり剛性 12,000Nm/deg
衝突エネルギー吸収量 80J/kg
モノコック部品点数 3点

「東レ先端材料展2011」の会場に展示されていたもう一台のEVがリーフ ニスモRC。

モノコックはTEEWAVE AR1とは異なりますがMRの仕様、車重はノーマルリーフより595kg軽い925kgを達成しています。尚、現在バッテリーの交換に要する時間は4名で1時間、将来目標は2名30分とのことです。

リーフ ニスモ RCの筑波サーキットの走行タイムは1分7秒16、袖ヶ浦フォレストレースウェイでは1分17秒80(ニスモ計測)を記録しています。このラップタイムは、現在の市販スポーツカー並の速さを手に入れています。
(professorイノウエ)