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癒しの脇道への誘い 〜ボルボXC60〜
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先日、ニューモデルのXC60に乗りながら、まるで夏のドイツかスウェーデンかと錯覚させられるような、日本離れした気持ちのよいドライブを体験した。それは福島県の磐越自動車道を磐梯熱海ICで折り、一般道を五色沼方面に向かう道中。ちなみに、私は夏に北欧ドライブをしたことはないのだけれど…。
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XC60は8月に発売が開始されたミドルサイズ ―ボルボはコンパクトクラスと言っているけれど、日本ではミドルサイズと言うべきだろう― のボルボ製SUV。世界的にボディやエンジンのダウンサイジングが進むなか、ボルボから新たに登場したXC60 はXC70より全長が20cm短い日本でも扱いやすいサイズ。注目点もたくさんある。
まずは魅力的なエクステリア/インテリアのデザイン! 数多の他国メーカーが持ち合わせないボルボらしいセンスが新しさとともにハッキリと感じられる。顔はボルボらしくて、お尻はLEDランプを採用したデザイン(シェイプ)が新鮮。夜の“見せ”ドライブがしたくなるのではないかしら…。
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続いて安全性。ボルボというと安全性が真っ先にあがるけれど、今回もそれは変わらない。例えば低速用追突回避・軽減オートブレーキシステム=シティ・セーフティは日本の法規をも変え、世界中のXC60で標準“新”採用となった技術。衝突事故の75%が時速30km/h以下で起こっていることが開発背景にあり、このブレーキシステムにより日本でも渋滞や街中での小さな事故やむち打ちが減るかもしれない。他にも「高速道路における致命的な事故の20%がドライバーの疲労によるもの」というアメリカの調査データとともに紹介されたドライバー・アラート・コントロールも興味深い。ドライビング状況をモニタリングし、走行車線を逸脱すると警告音やコーヒーカップのマーク(コーヒーブレイクをしましょう!的な)が表示されるらしい。アダプティブ・クルーズコントロール・システムに組み込まれている車間警告は私も体験することができた。前車との距離が設定間隔より狭まるとクルーズ・コントロールを使用していない状態でも車間警告は働き、フロントウインドウスクリーンに赤い警告灯が点灯(写真のように)するのだ。XC60 にはパッシブ&アクティブセーフティの対策や技術がオプション機能も含め30品目もカタログにリストアップされていた。おそらくこれは最多なのではないかと思う。
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楽しさは冒頭でもご紹介したとおり。XC60 は山間部の一般道をスイスイと走り、気持ちよいドライブができた。この日、空は広くて青く、その青さを引き立てるまっ白な雲が流れ、深い緑の森がヒンヤリと灰色のアスファルト路に影をつくり、それぞれの色がコントラストとなって素敵な夏の風景を彩っていたのだ。
そんな風景を退屈せずに楽しめたのはXC60の走行性能のおかげだ。3リッター・インタークーラー付ターボエンジンはスムーズな加速と、必要十分な力強さを所々で発揮してくれた。そして意外にも高い(ごめんなさい)コーナリング性能と、ガッチリと造り込まれたボディ剛性の高さ、そしてSUVらしい地上高と眺めの良さがこの日のドライブにはすべて効果的に作用していたと思う。
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東京で見れば都会も似合うSUVなのに、やはり自然の中ではさらに居心地がよかったのだ。“ルアー釣りポイント”という看板を発見し、未舗装路へと何の心配もなく、むしろワクワクしながら道を逸れた私。窓を開け、しばらく川沿いの未舗装路をゆ〜っくり走っていると、水の音や草のニオイ、そして草花や木々が風で揺れる音などを車内にいながらにして体感できた。それはまるでXC60 がボルボの母国、北欧スウェーデンの自然を懐かしむかのように私を癒しの脇道へと誘ったかのよう。時間に余裕があれば、もっと誘われるまま脇道を走っていたかったなぁ。
XC60 はエステート(ワゴン)とはまた異なる心地さが魅力のモデル。癒しの脇道への誘惑はエステート以上かもしれない?
参考までに、磐越道を磐梯熱海ICで降り、北に向かう“母成グリーンライン”という道路は昨年走ったドイツの“黒い森”の森林ドライブを思い出すような日本離れした風景が楽しめます。五色沼へとドライブする方、チャンスがあればぜひドライブしてみてください。
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