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“Adblue”で知る欧州5割のディーゼル普及率
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2月下旬から発売を開始しているメルセデスベンツのE 350 Blue TEC。最新のディーゼルエンジンを搭載するモデルです。
現在、世界一厳しいと言われている日本の排ガス規制をクリアする初のオートマチック車として注目され話題になっています。
音や振動、真っ黒い煙を吐くディーゼルエンジンのイメージはすでに昔々のこと。今ではガソリン車なみの快適性と環境性能が求められ、世に送り出すには高い技術を必要とするのがディーゼルエンジンなのです。
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E 350 Blue TECは3リッターV6直噴ターボディーゼルエンジンに7ATを組み合わせ、試乗会中のプレゼンでの動力性能の紹介では5リッタークラスのガソリンエンジンに匹敵し、燃費は2リッタークラスのガソリン車並みと説明がありました。が、「5リッタークラスに匹敵とはオーバーな…」と疑う私。しかし確かにこのエンジンの540Nmというトルクは5.5リッターエンジンを搭載するE550の530Nmよりも大きく、実際にアクセルペダルを踏み込んだときの力強さは頼もしい。特に箱根の山を駆け上がる際に、加速を試みると「これなら大人4人で乗っていても余力たっぷりだろうな…」と想像できたのです。そこでますます『力強い走り=5リッタークラス並み』と『燃費=2リッタークラス並み』という排気量のギャップは今どき大きいほど有難いと思うのでした。振動や音についても、イジワルく観察すれば皆無ではありませんが、乗用車なみの静粛性と言ってもウソにはならないレベルです。
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今回、私が興味を持ったのはこのディーゼルエンジンの排ガス浄化システム=“Blue TEC”に用いられる尿素水溶液“Adblue(アドブルー)”。生産効率とコストに厳しい欧州らしい驚きをこの“Adblue”で発見しました。
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その発見を紹介する前に…。今回のディーゼルエンジンでは排気ガスにこのAdblueを噴射することで有害な窒素酸化物(NOx)を約7割も削減することができるそうです。これまでも尿素を水に溶かした水溶液が化学反応によって窒素酸化物を分解することはすでにポピュラーな話で、多くの自動車メーカーがこの尿素水を使ったディーゼル車の開発を行っています。
話を戻して、今回、私が驚いたのはこの“Adblue”がメルセデスの純正品というわけではなく、ドイツ国内メーカー共通の、まるでエンジンオイルのように販売されているという点でした。高速道路のサービスエリアなどでも普通に購入ができるほどポピュラーなのだそうです。さすがディーゼル普及率5割の欧州。ヨーロッパ大陸は国境を越えてクルマで移動するのが当たり前ですから、違う国に行ってわざわざメルセデスのディーラーを探さなければ購入できないようでは困りますからね。
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ちなみに、この“Adblue”の消費量は1000kmあたり約1リッター。E 350 Blue TECに用意されているタンク容量は24.5リッターですから、日本ではよほどの長距離ユーザーでないかぎり、メルセデスの指定定期点検(1年毎もしくは1万km)で補充や交換(消費期限2年)をすればいいそうです。また万一大幅に減った状態でも、警告灯の表示でドライバーに報せてくれます。Adblueボトルの内容量は1.89リッターで価格は1150円。
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余談ですが、最近、PCのメールチェックをすると、ときどき入るインターネットショッピングのお誘い文句に「あのディーゼル… 」なんて書かれていると、クルマのディーゼルを想像してしまい、その度に自分で自分に呆れています。ホントは人気ファッションブランドの紹介なのに… 。さらに、これまでは“尿素=保湿クリーム”だったのに、“尿素=Adblue”を思い出しそう… 。職業病でしょうか… 。一種の依存症ですね… 。
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