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世界COTY賞、2010年の候補車は? |
2010/2/5 |
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| 世界COTYのトロフィ |
世界COTY(ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー、WCOTY)については、何度か書いているので、もう覚えてくれたんじゃないかと思うんだけど、その2010年の受賞候補Top 10が決定した。この中から、4部門でそれぞれ3車がファイナリストに選ばれ、3月2日にジュネーブ・モーター・ショーで発表になる。そして、WCOTY大賞、パフォーマンス・カー賞、デザイン賞、グリーン賞の4部門が、4月1日にブリジストンとBASFのスポンサードによって、ニューヨーク国際モーターショー会場で発表される。
これまでは、全部ひっくるめてWCOTYと称していたんだけど、去年からWCA(ワールド・カー賞)に名称を改めた。WCA賞の大賞が、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー賞となる。現在、WCAは、北米COTY賞に次いで、世界で最も報道されている賞だ。自動車業界でもっとも信頼を得ていて、また各メーカーが受賞したいと思っている賞になっている。
WCAの選考委員は、世界25カ国から59名の現役有力モーター・ジャーナリスト。メンバーは、メジャーなメディアに寄稿、出演しているような実績のあるジャーナリストで、アジア、ヨーロッパ、北米、南米、その他の諸国から、バランスをとって選ばれている。
選考委員のミッションは、その年に販売になった新型車の75%以上に、自分で試乗してリポートを発表すること。丹念に試乗して、厳密に採点した結果が、KPMGという国際会計事務所で集計される。だから、20xxから会長を務めている僕も、ニューヨーク・モーター・ショーの会場のステージで封を切る瞬間まで、どのクルマが受賞するのかは、分からない。世界各国から集まる報道陣、テレビカメラの前で封を切る僕は、かなりスリルを味わう。
ではいよいよ、WCOTY賞候補のTop10 |
●WCOTY賞(大賞)候補Top 10 (アルファベット順)
| Audi Q5 (アウディQ5) |
| BMW X1 |
| Chevrolet Cruze (シボレー・クルーズ) |
| Kia Soul (キア・ソウル) |
| Mazda 3 (マツダ・アクセラ) |
| Mercedes-Benz E-Class (メルセデス・ベンツEクラス) |
| Opel/Vauxhall Insignia / Buick Regal (オペル/ヴォクソル・インシニア/ビューイック・リーガル) |
| Porsche Panamera (ポルシェ・パナメラ) |
| Toyota Prius (トヨタ・プリウス) |
| Volkswagen Polo (フォルクスワーゲン・ポロ) |
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●ワールド・パフォーマンス・カー賞候補 (通常は10台だけど、今回は引き分けで11台になった)
| Aston Martin V12 Vantage (アストン・マーチン V12ヴァンテージ) |
| Audi R8 V10 (アウディ R8 V10) |
| Audi TT RS Coupe/Roadster (アイディTT RS クーペ/ロードスター) |
| BMW Z4 |
| Ferrari California ( フェラーリ・カリフォルニア) |
| Jaguar XFR ( ジャガー XFR) |
| Lotus Evora ( ロータス・エヴォラ) |
| Mercedes-Benz E 63 AMG (メルセデス・ベンツE 63 AMG) |
| Nissan 370 Z (日産 370Z) |
| Porsche 911 GT3 (ポルシェ 911 GT3) |
| Porsche Boxster/Cayman (ポルシェ・ボクスター/ケイマン) |
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| 2009年の優勝者と理事会 |
前述の北米COTYトロフィーを始め、世界にいろいろなCOTY賞がある。雑誌が主催する場合は、その雑誌の視点があるし、マーケットの質や、またそれぞれの選考委員にも個人的な評価の視点があって、それが反映されている。だから、たとえば、日本でカー・オブ・ザ・イヤー大賞に選ばれなかった日本車が、外国で受賞したりして、なかなか面白い。WCAの場合は、選考委員の個人的な趣味や評価というより、チェックポイントを細分化して、ニュートラルに採点されるシステムになっている。評価項目は、ハンドリングや性能を意味するメリット、バリュー、安全性能、環境への負荷・対策、どれだけ感情に訴えるか、特徴など。
各Top 10の中から再度投票が行われ、ジュネーブ国際モーター・ショーのプレスデイにファイナリストTop 3が発表になる。大賞の候補は言うまでもなく、欧州COTY賞受賞のVWポロ、日本COTY賞受賞のトヨタ・プリウスの2台で、北米COTY賞受賞のフォード・フュージョン・ハイブリッドはグリーン賞の候補になっている。この実態は初めてですね。あなたなら、どれに投票しますか?
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モーター・トレンド誌が選ぶスーパーカーBest10 |
2010/2/12 |
今、新聞の誌面もトヨタ・プリウスのリコールで持ち切り。さらに、ホンダ・アコードやシビックのエアバック問題もあって、自動車業界には雲がかかってる状態。ま、不具合や会社の体制の問題はそれとして、楽しい話もいいんじゃないか?そこで、今回は、クルマ好きが楽しくなるような話題を! ということで、アメリカのモーター・トレンド誌(以下、MT)が選ぶ、過去60年で最高のスーパーカーを紹介しよう。
No.1〜No.3
2003年のフェラーリ・エンツォ,2005年フォードGT, 2004年ポルシェ・カレラGT
これぞまさしく、最速トリオだ。これまで乗った中で、この3車が一番速い。
それぞれが、あらゆる意味で素晴らしい。そして、各メーカーのクライマックスだ。
フォードGTは、ルマンで4度の栄冠をゲットした1960年代のGTのストリート・バージョンとして蘇ったモデル。
ポルシェ・カレラGTはもともと耐久レースのために誕生した。レースがキャンセルされたため、公道用にデザインし直された。
創業者の名前をつけたエンツォは、フェラーリ社の作ったF1カーのデザインとテクノロジーを取り入れている。
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No.4
1956年 メルセデスベンツ 300SL
メルセデスの「ガルウィング」が、戦後生まれた最初のモダンなスーパーカーだとファン誰だって言うだろう。SLクーペこそが、最高のスーパーカーだった。レースで培われたパワー、スチール&アルミの構造、そしてあの、極めてエキゾチックなガルウィング・ドア。でも、SLのパフォーマンスでいちばん感動するのは、限りなく伸びる加速だ! |
No.5
1961年 ジャガー E-Type
画期的なE-Typeに乗ったMTのヨーロッパ人エディター、ゴードン・ウィルキンスはこう言った。「時速240kmが推定最高速度だというのは、決して誇張ではない。エンジンを2000rpmに保って、クラッチを外せば分かる!」と興奮した。 |
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No.6
1966年 フォードGT40
4.7L のV8エンジンは、6250 rpmで335馬力を発生したGT40の最高速度は262km/hだった。1966年のMTには、「ルマンに参戦するために50台のGT40を製造・販売したフォード社は、それを公道用にダウンチューニングしなくてはならなくなった」という記事が。 |
No.7
1966年 シェルビー コブラ427
コブラには、エキゾチックと呼べるところはあまりない。でっかいフォードV-8と古臭いロードスターのデザインは、あまりスーパーカーらしくなかった。しかし、そのパフォーマンスはダントツだった。だから、他はどうでもいいんだ。 |
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No.8
1969年 コルベットZL-1
シボレーはたった2台しか作らなかったが、MTはそのウチの1台を試乗。そして、「ZL-1は、ただ加速するのではない。飛行する! もし、もっとギアがあったら、軽く300km/h超えるよ」と書いている。
No.9
1970年メルセデス-ベンツ C 111
エンジンはワンケル・ロータリー、最高速度260km。C111は、オリジナルの300SL同様ガルウィングを持つ、一般スポーツカーだった。メルセデス社は、ルマンに参加するためC111を50台製造したかったが、実際は6台のみだった。
No.10
1976 ポルシェ・ターボ・カレラ
オイルショックのあった1970年代半ばには、あまりスポーツカーが作られなかった。その中で例外的に誕生したのが、初代のターボ・カレラ。917のレース活動に参加した経験をターボチャージャーに生かした。
さて、以上がMT誌が選んだ過去60年のスーパーカー・ベスト10。いかがだろう? この中で、僕が好きなのは、コブラだな。お金があったら、ぜひ買いたい! あなたの一番は?
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もしも、ひとのクルマに傷をつけちゃったら・・・ |
2010/2/19 |
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| ほら、こんなキズをつけられてしまったよ! |
パーキングや路上で、ちょっとクルマを停めようとした時に、側のクルマに当ててしまったり、擦りキズをつけてしまう。そんな時、誰だって見られてなければ、「知らんぷり」してその場を去ってしまいたい衝動に駆られるんじゃないだろうか?
ところが、イギリスのクルマのウェブサイト、ロードテスト・リポート(RoadTestReport.co.uk)の最近の調査で、61%のドライバーは他のクルマにダメージを与えたことを、たとえ目撃者がいなくても、認めると言う結果が出た。このウェブサイト自体、アクセスした人たちからの回答にちょっと感心したと言う。
まあ、残りの39%、つまり3人に1人強は、できるならこっそり逃げると言ってはいるけどね。でも、被害を受けた側にとっては、逃げられちゃうのは辛いよね。っていうか、頭に来るな。愛車にキズを付けらたという精神的な痛手の他に、修理にはかなりの費用がかかるんだからね。
イギリスのAA(JAFのような組織)の、去年のアンケート調査だと、クルマのオーナーやドライバー10人中8人が、停めたあったクルマにキズを付けられた経験があるという。 |
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保険を使わずに、キズを直す人が
増えているらしい |
でも、こういう時、保険を使ってしまうと、後で保険料に影響するから、多くの人が小さなキズなら保険を使わずに自分で払う。でも、キズが小さいからって、修理料金が安いというワケじゃない。キズをカバーし凹みを直すだけで、数万円はかかってしまう。払わなくてもよかったハズの出費だ。
調査を行った「ロードテスト・リポート」の広報部も、「万が一、他の人のクルマにキズをつけてしまった時も、多くの人が過ちを認めて、具体的に報告しているということは、とてもよい事ですね。誠実な人がこれだけいるんですね」と、以外な数字に感心する。 |
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駐車場が一番危ない場所なので
パーキング中、特に気をつけよう |
それこそ、品格が問われる問題
「とは言っても、自分に負担がかかるのがイヤだからと逃げてしまい、自分以外の人の保険料をつり上げるという不誠実な人も、少数派とは言え存在するわけです。中には、恥ずかしくて逃げてしまう場合もあるでしょうけれど。」
そして、広報部は「自分の不注意が他の人に及ぼす損害を、こそこそ逃げる前にもっと深く考えて欲しいですね。だって、こういう損害は、誰にでも起き得ることですから」と促している。
そう、今日は自分が加害者でも、明日は自分のクルマにキズが着いてるかもしれないんだからね。
じゃ、もしあなたのクルマにキズを付けられた場合を考えてみよう。あなたは加害者に正直に申し出て欲しいですか? もちろん、答えは 「Yes」だと思うよ。
だから、もしも万が一、自分がキズつけてしまい側だったら、やっぱり正直に振舞うべきだよね。それに、どれだけ監視カメラが存在するかことか…! やっぱり、逃げて後で見つかるより、正直に自分で申し出るほうがいいでしょう。
海外では明らかに悪戯、嫌がらせでスクラッチ傷を付けるケースが多くて、悔しい想いをしている人は多い。日本では、幸いまだまだ少ないけどね。
スノーボーダーのネクタイがユルい、腰パンだということに対してクレームが噴出する日本。世界のメディアも「選手への公的なお仕置き」にはびっくりした。そんなわけだから、うっかり他の人のクルマにキズつけた時に逃げてしまうなんて、そんな品格の無い人間は、恥ずかしくて絶対に生きていけない、か?
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やっぱり音が聞こえないと危ないぞ! |
2010/2/26 |
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| 代表的なハイブリッドカーのプリウス |
アメリカは、トヨタのハイブリッド車の問題を徹底追及する姿勢だ。これは、トヨタだけの問題っていうことではない。世界のカーメーカーが代替エネルギー、新しい動力を追求してきて、1つの答えがハイブリッドだった。新しい次元に移る時期の、起こりうる問題も含んでいるとも言えるだろう。
さて、ハイブリッド車、EV車が増えてくる。チョー静粛のクルマに、人工的に音を与えることは、必要か?
カーメーカーは、走行の音などを付けていくべきか? 「ザグリーンカーウェブサイト」(TheGreenCarWebsite.co.uk)というイギリスのサイトが、これについてリサーチを行った。
質問は、「イギリス政府は、安全のために、ハイブリッドカーやEVのメーカーに人工的な走行音を付加することを義務づけるべきだと思うか?」結果は、残念ながら多数派は「ハイブリッドやEVに、人工的に音を付加することを義務づける必要はない」と考えていることが分かった。このサイトにアクセスして投票した500人のうち、63%が、音を付けなくていいと考えているんだ。実は、2008年にも、このサイトでは同じ調査を行っているんだけど、その時「人工的に音を付加することを義務づける必要はない」と答えた人が55%。そして、カーメーカーのそれぞれの判断に任せるとしたひとが、16%だった。 |
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年内には登場する初の専用電気自動車
「日産リーフ」 |
でも、日本、EU、そしてアメリカでは、静粛なEVなどに最低限の音をつけることを義務づける法案が検討されているので、どこかでそれが決まってくれば、イギリスでもどこでも、カーメーカーは対応を迫られる。
EVなどが無音や、チョー静かだった場合、時に聴覚障害のある人、高齢者、子供などにとっては、かなり危険が高い。前述の「ザグリーンカーウェブサイト」は、本来聴覚に問題はないハズの人たちにとっても、危険はあると考えている。
音が聞こえない、ということだけでなく、音が聞こえなかったのに、実はクルマが接近していたことによる驚きも危険だ。
カリフォルニア大学の調査によると、クルマが近づいて来たと歩行者が気付く距離を、これまでの音のあるクルマ = エンジン車とEVモードのハイブリッドで比較すると、その差が40%もあるということだ。つまり、静粛なクルマや無音のクルマだと、歩行者はこれまでよりずっと近くならないと、クルマが接近しているのに気付かないということだ。 |
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| 静かな環境は欲しいけど・・・ |
人に優しいクルマの音を
「ザグリーンカーウェブサイト」は言ってる。「イギリスでは、交通のノイズが少ないほうが静かでいい環境になると考える人が多い。クルマの雑音が減れば、鳥のさえずりなどが聞こえて、気持ちいいだろうと。でも、実際にはそんな悠長なことは言っていられない状況になるはず」と警告する。
でも、イギリスの大半数が「音を人工的に付ける義務」を支持しないのは、交通騒音が原因で心臓に問題を起こして亡くなっている人が、毎年ヨーロッパでは5万人もいるからだろう。列車やクルマの騒音のために、心臓に問題が起きる人は、20万人にも及ぶという。
イヤ、なにも、これまでのエンジンと同じような音をつけろ、と言っているわけじゃない。都会の騒音に疲れている人たちにとっても、不愉快でない音をつくればいんだ。だって、近づいてくる音が聞こえなかったために起きる危険を考えたら、無音がいいとは言っていられないんだからね。どんな音が注意を喚起しながらも、人を不愉快にしないか、メーカーは今それを研究しているだろう。
大気汚染のことは、だれでも真剣に考えている。けれど、音に意識が行きにくいのは、現代人が喧噪になれてしまっていることと、それに疲れていることから。そして、「聞こえない」ことの怖さを、まだ知らないからだね。
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