| 2010年6月 |
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チャイルド・シートをもっと安全に |
2010/6/4 |
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ベルトをかけないと
命が危ないというCMもある |
前にも書いてきたけど、僕はチャイルド・シートを使わずに子供をクルマに乗せているのを見ると、本気で腹が立つ。日本でも10年前から道路交通法で義務化されたんだけど、どうもまだまだ浸透してないようだ。お母さんが「抱っこしてれば大丈夫」と信じてるんだろか? そういう人は、これを見て欲しい。
>> http://www.youtube.com/watch?v=xU2jrQ4uunU&feature=related
免許更新の時に、スイカがぐしゃぐしゃになるフィルムを見せられた人もけっこういると思うんだけどな。 |
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ベルトをかけていないドライバーは
箱のなかにある生卵を同じだという |
70年代にイギリスでは“Clunk, click, every trip" という「キャンペーン・コマーシャル」もあり、とくに英米豪では、みんなの頭にシートベルトの重要性は叩き込まれた。「ドアを閉めて、ベルトを掛けて、いつもクルマに乗る時は」という意味だ。
>> http://www.youtube.com/watch?v=lcWl1MydwHE&feature=related |
シートベルト着用に続いてチャイルド・シートの使用が義務化したので、今では使わない人は無いと言っていいほど、当然になっている。
>> http://www.youtube.com/watch?v=mEXdCvz-nMs&feature=related (50秒位からの映像を見てくれれば、充分だよ! )
適切なチャイルド・シートに子供を座らせるのは、親とドライバーの責任だけど、子供がチャイルド・シートでじっとしていてくれるかどうか…。それはまた別の問題だ。だいたい、子供っていうのは、親がやって欲しくないと思ってることを、やってくれる生き物だ。せっかく、よいシートを付けて、子供を座らせても、途中で外れてしまっては意味がない。ところが、幼児でもコネクターを指でいじっているうちに外れてしまうことが、少なくない。 |
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| バックルが外されるとピーという音が鳴る |
そこでコネクターとベルトに装着すると、外れた場合に音で知らせてくれるという製品が登場した。
>> http://www.skjp.com/product/0/30060/_/Belt_Guard
34ミリ x46ミリのトランスミッターをベルトクリップに、そしてもっと小さな2つのレシーバーをバックルに付けておくと、もしもバックルが外れてしまった場合、しっかりした音が鳴る。わずか1400円なら、付けるしかないんじゃないかな?
人数が多ければ使わなくていいの?
ところで、日本のチャイルド・シート着装の義務は、けっこうユルいね。「やむを得ない理由は、この限りではない」っていうのが、が、どうもねえ。
もし、「座席の構造上チャイルド・シートが固定できない」場合や、「人数が多く、幼児の人数分のチャイルド・シートを設置すると全員が乗車できない場合」は除外っていうのも、おかしいと思う。じゃ、子供3人なら使わなくていいってことになっちゃうわけ?
それに、チャイルド・シートに乗せたままだと、「授乳やオムツ替えといった『日常生活上の世話』ができない」って? 停車して降ろしてすればいいんだよ。違反した場合も罰金でなく、「1点減点」されるだけ、っていうのも甘いね。対象は6歳未満の者となっているけど、体格や体重にもよるし、ジュニア・シートについても考えて欲しいところだ。まあ、僕が子供の頃は、ステーションワゴンのラゲージスペースで毛布と枕と寝てたけどね。今考えると恐ろしいよ!
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F1マシンの血を引くシティ・カー |
2010/6/11 |
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| セナが乗って優勝したMP4/4 |
かつてのブラバムや、マクラーレンで多くのF1マシンを制作した名デザイナー、ゴードン・マレー。彼が手がけたホンダV6搭載のマクラーレンMP4/4が88年にアイルトン・セナの初のチャンピオンシップにつながった。その後はロード・カーのデザイナーとなり、マクラーレン・F1ロードカーを生みだしている。その、最先端を走ってきたデザイナーが今取り組むのは、クルマを新たに発明することなんだ。新たに発明って何かって? |
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| T25のシート・レイアウト |
マレー氏本人 |
マレーが取り組んでるのは、新しい概念のシティ・カーだ。今の僕たちが持っている、小型の街乗り車の概念を、まったく変えてしまおうとしている。彼はすでに、座席のレイアウトがとてもフレキシブルなT25を発表してる。それは、マクラーレンF1スーパーカーを念頭に生みだされた、スマート・フォートゥよりも幅が狭く、トヨタiQより短いシティ・カーだ(iQは、一応大人4人が乗れるっていうことになってるけど…ヨーロッパ人なら大人2人と子供2人が現実的だな)。車重600kgのT25がユニークなのは、ドライバーを中心に6通りにレイアウトできる室内のしくみ。大人がちゃんと3人乗れる、超小型車で、ギアのコントロールはプッシュ・ボタン式というから、やっぱりマレーの発想らしく、乗って楽しいファン・カーだね。T25という市販車も順調に開発されて、発売も近いという。価格は6500ポンド(約90万円)位で販売されるらしい。 |
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| マレー氏がデザインしたT27のEV車 |
世界一効率のいいEVも
そのゴードン・マレーは、この程T27と呼ばれるT25のオール・エレクトリック・バージョン(完全電気版)を発表した。「世界でもっとも効率のよいEV」として開発されたT27は、これまでにない、軽量で一体型の電気モーター、コントロール・システム、バッテリーを採用して、最高の効率を追求している。CO2排出量は、48g/km (UKエネルギー・ミックスによる)、またライフサイクルCO2排出量(クルマが寿命までに排出するCO2排出量)は、計算では平均的なクルマよりも42%低いという。
T27の車重は680kgだが、床下に配置されたリチウム・イオン・バッテリーによる34hp電気モーターで駆動され、充電1回で、130〜160km走行できる。0-62mphは15秒以下で最高スピードは105 km/h。
車長241cmの2人乗りで、ターニング・サークルがたった20フィード(6m)なので、小回りは良く効いてパーキングも乗り回しもとても簡単だという。
イギリス政府のテクノロジー政策委員会から数百万ポンドの投資を受けているので、現在のプロトタイプは来年2011年4月には完成できるようだ。さらに投資を募って、国内でT25とT27の生産を決めるのが目下の目標で、これで6000人の雇用が生まれると予想されている。
マレーは南アフリカ出身だけど、イギリスに根を降ろしていて、このT25とT27の技術がイギリスで生産されて、同国の経済に貢献することも喜んでいる。
これに対抗して、日本は…そうだな、ケン奥山さんにデザインをお願いして、かっこいい小型EVを作れないかな?
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スピードと期限切れにご用心! |
2010/6/18 |
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警察のサイトを買って
リベンジをしたブライアンさん |
スピード・カメラやねずみ取りって、イヤな気分じゃないですか?
僕も一度、そういう経験をしたから、その感じはよくわかる。ハメられたっていう気持ち。いきなり警察官がどこからとも現れると、心臓がドキっとして止まりそうだよ。コソコソしてるのが、いやだよね。
ところで、先週アメリカでは、そんな気分を味わった男性が、頭を使って「リベンジ」したんだって。テネシー州のブライアン・マクレーは、ブラフ市で制限スピード・オーバーでチケットを切られて,頭に来てた。ハイウェイのスピード・カメラにひっかかって、$90の罰金。そこで、ブライアンはちょっと質問してみようと、ブラフ市の警察のウェブサイトにアクセスした。ところが、つらつらとサイトを見ているうちに、彼は、そのサイトのドメイン・ネイムがあと42日で期限切れになることに気づいた。これは、チャンス! 彼は自分が監視カメラになったように、毎日ウェブサイトをチェックしながら。42日待った。そして、彼はドメイン・ネームを$10で自分が買い取ったんだ。
ということで、ブラフ市警のホームページは、正式にブライアン個人の所有となった。でも、彼は警察に変なリベンジをしようと思ったわけではないんだ。
このウェブサイトが5月22日に彼のものになって、彼はこう書いてる。「ブラフ市では、なぜか4車線のハイウェイの制限速度が時速55マイル(90km/h弱)から45マイル(70km/h)に突然変わって、また55マイルも戻る。その45マイルに下がるポイントの200m先にカメラがあって、毎月市民から25万ドル(2300万円)を吸い上げている。」
ちなみに、ブラフ市の人口は1600人だって。平均すると毎月1人150ドル(14000円)の罰金? そして、ブライアンがフォーラムでリンクやスピード・カメラについて文句のある人の苦情などを貼ったからわずか数日で、1200のヒットがあったそうだ。
もちろん、ブライアンは、罰金を払わなくてはならなかったから、このサイトを買って得したわけではないけど、気分はすっとしただろうし、市民の意識に目覚めたようだ。そして何よりも,警察がドメイン・ネームの期限切れに気づいてなかったことに、驚いている。「まさか、期限が来ても更新しないなんて、信じられないよ」 |
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| テネシー州ではこういうカメラが使われている |
そんなの全然知らなかった市警
「いや、まったく気が付きませんでした。サイトを立ち上げて、放っておいたら他の人が買えるなんて、知らなかったんです」というのは、ブラフ市の警察署長、ネルソン氏。同警察のサイトを管理してるのは、GoDaddy.comという会社だが、同社は期限が近づいていると何度も連絡してたし、切れた後でも警告したという。警察の担当者が病欠していたみたいだけど、それにしても、困ったもんだ。
現在のBluffcitypd.comには、スピード・カメラにまつわる情報がたくさん乗っている。そして、ブライアンは言う。 「あれだけ市民から文句が来てるんだから。スピード・カメラは、もう終わりになるはず」と息まく。
実際に、テネシー州議会には、スピード・カメラの使用をやめようという議案も出ていたし、今回は流れたけど、議員たちはまだ頑張ってるらしい。
いっぽう、ネルソン署長は、新しい警察のホームページは、他の会社で作り直したと発表。予算削減で10人いた警察官を8人に減らされたブラフ署としては、カメラで取り締まるしかないという。今のところ、このサイト買い取りについて、警察はブライアンには何も言って来てない。もしかしたら、今度はリアル・タイムでスピードカメラからの映像が見られるかもしれないらしい。というのはウソだけど。
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一家に一台、充電器! |
2010/6/25 |
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| シボレー・ボルト |
この頃、電気自動車の話題が増えてきてると思いませんか? 自動車専門誌でも一般誌でもウェブサイトでも。僕のこのコラムでも、増えていくと思う。ちょっと続くことになるかも知れません。だって、時代の流れはEVだから、覚悟してください。
と言ったところで、さっそく今回はアメ車、シボレー・ヴォルト(稲妻)の話題。実は先週末、デトロイトでこんな話が漏れていた。シボレー・ヴォルトEVを早期に買った人には、アメリカ政府エネルギー・プログラムが家庭用充電ステーションを無料で支給するようだ、とGM社が言っているという。
ヴォルトEVは、今年の秋以降発売になる予定なんだけど、それを買う4400人には、240ボルトの充電器ステーションが支給されるそうだ。エコタリティ製かまたは、クーロム・テクノロジー製だけど、いずれにしても、設置費用も支払われるらしい。 |
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| 自家充電器 |
シボレー・ヴォルトの製品・マーケティング部長トニー・ディサーレ氏によれば、この充電ステーションを使って家庭の普通の120v電源に夜、プラグを差込んでおけば、朝には充電できてるという。さらに、もっと早く充電したい場合は、240vのチャージ・ステーションがあり、アメリカ政府エネルギー・プログラムが1000ドルから2000ドル出してくれると見ている。
政府のこのプログラムは、ユーザーからのデータを収集して、充電にかかる時間と、EV車を使用する時間が平均でどれくらいかを調査するためだと言う。政府エネルギー庁は、EV車がどれだけ使用されるかを把握したいからね。
GM社によれば、ヴォルトは1回の充電で40マイル(約64キロ)走行できて、その後は積載するガソリン・ジェネレーターによって再充電して走行すると言っている。
1台の充電は、240vチャージャーで約4時間だと言うのは、ヴォルトの生産ライン部長、トニー・ポザウォッツ氏。政府エネルギー・プログラムのエンジニア達はすでにそれぞれの自宅に、テスト車充電用の240vチャージャーを設置済みなんだと言う。「彼らも週末は長距離ドライブするのでなければ、週末は充電の必要はないはずだ」とGMは言ってる。同社にとっては、こういうデータから実際のチャージについてのあらゆる過程を学ぶことになるので、これは重要なプロジェクトだ。
ところで日本でもたくさん見かけるようになったハイブリッド車だが、アメリカの消費者調査機関J.D.パワーは、ハイブリッド車、EVのお陰で、今年は昨年に比べて世界的に代替エネルギー車の販売が28%増えると予想している。これは、今年の増加率8%という業界内の予想を、はるかに上回っている。
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