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2010年7月  
 今も未来もいろいろ考えなくちゃ 2010/7/2 

ヒトは、あんまり先のことは考えない。「考えたら、やりたくなくなる」って場合も多いからね。たとえば、女性にアタックする時、将来どうやって別れるかなんて考えなかったもんなあ!? いや、ロケットを作ってる時には、あまり宇宙塵対策は考えなかったと思う。

同じように、今は、優れたEVを作って普及させることを考えてるけど、そのEVが4、5年後にいくらになるか、なんてあまり考えないよね。でも、クルマの評価を専門とするGlass's Guideは今から警告している。「業界が今すぐ対策を講じない限り、EVの中古市場はとんでもないことになるよ」って!

日産リーフ バッテリーをリースにしたほうがいいのか?

Glass's Guideは、EVとバッテリーは、いわゆる現在クルマに付けられてる保証以上の条件で、リースにするべきだと言う。でないと、一般的な5年後に売ろうとすると、その価値は激減して1割くらいになってしまうそうだ。

というのは、「通常のEV用バッテリーの寿命は8年で、取り替えるには£8000(100万円位)はかかるからだ」と、同社のキャロル社長は言う。たとえば、英国で来年発売になる日産リーフは(日本は年末だけど)、かなり期待されている。販売価格は £23,350 (約312万円)とされている。それでも、消費者はいきなり飛びつくよりも、「ちょっと様子を見てから」と思うのではないか。そして、5年落ちとなるとおそらく£3000(40万円)以下になってしまうらしいと聞いたら、いくらリーフが優れたEVで、それに乗り換えようとユーザーが思ったとしても、思い直してしまうだろう。これまでクルマを5年で売る時は、少なくとも買った時の1/4の価値はあったからね。それが1/8にしかならない、としたら…?

もちろん日産は、リーフの販売だけでなく、イギリスではリースというオプションも用意してるけど、まだ詳細は発表されていない。

いっぽうルノー社は、ユーザーにとって受け入れやすい方式を打ち出している。バッテリーを搭載したEVを丸ごと買うのではなく、クルマは買い、バッテリーはリースにするという方式だ。ガソリンやディーゼルでも月平均£200(\27000)は使うので、毎月£100(\13500)でバッテリーをリースすれば、ユーザーにとってはとても有利な選択となり、消費者が安心してEVに移行できる。そういう事を、早く明らかにするべきだと、Glass's Guideは警告している。


血中アルコール濃度規制を80mgから50mgに下げたのなら、乗せる子供の数も規制すれば?と皮肉るイギリス人も こんな人形もある!
でも、これこそ事故を起こすかも

子供が騒ぐと事故が増える!?

後の席でケンカしてると、ドライバーの運転能力は、酒気帯び運転と同じ位低下すると、イギリスの運輸リサーチ研究所(TRL)が発表した。つまり、アルコールが入って反応が鈍るのと同じくらい、運転中の反応が悪くなるってことだ。このリポートによれば、子供がクルマの中でケンカしてると、ドライバーのリアクション・タイムは、血中アルコール濃度80mgの時と同レベルになってしまうそうだ。これは、法的に運転が許される限界。

日本では「Baby in Car」をよく目にするが正しい英語は「Baby on Board」だね!

同研究所のニック・リード博士は、「子供ケンカしてうるさいと、ドライバーの反応は、なんと13%(平均)も悪化する」と話す。

さらに、ドライバーのストレス・レベルは30%アップし、通常より40%も多く急ブレーキを踏むことが、この研究で分かった。現実にどういうことかというと、時速110km/hで走ってる場合、ブレーキを掛けてクルマが止まるのに、車長1台分多くかかるということになるそうだ。

子供がケンカしたために、高速で玉突き事故…?夏休みに起きないとは言い切れないでしょ? 「Baby On Board」というサインを付けてるクルマがあるけど、それは「子供を乗せてるから、近寄らないほうがいいよ!」っていう警告と思ったほうがいいらしい。


 2万台奪回! トラッカー盗難防止システムゃ 2010/7/9 

窃盗犯の通報

盗難車追跡システム、トラッカーTrackerについては、このコラムでも以前に話したことがあるんだけど、思い出せますか? VHFとGPSを使った最新のテクノロジーを駆使して盗難車を捜し出す会社で、イギリスでは100万台のクルマが同社のセキュリティ・システムを搭載している。クルマの盗難が多発する国では、特に高級車やカルトカーなどのオーナーは、自衛に気を使う。先週ロンドン郊外でこのトラッカーが大活躍したので、もう一度触れておこうと思う。

*トラッカー・システムは、盗難車の出入りを港湾でも監視してる >> http://www.tracker.co.uk/TRACKER/TrackerHowItWorks.aspx

窃盗犯は縁石と歩道に乗り上げて逃げようとする 窃盗犯をチェースするパトカー

今回その盗難劇が起きたのは、ロンドン郊外のサリーという地区。そうだな、東京でいうと武蔵野市とか、関西だと東灘区とか…、まあ、高級住宅街。セレブやスポーツ選手などが住んでいて、プールのある家とか、どこに家があるのか分からないくらい大きな樹々のそびえる邸宅が並ぶ。まわりには公園や森があって、大型犬を連れた人や、馬で散歩する人が行き交うような環境だ。で、そのうちの1件からクルマ2台が盗まれたんだけど、トラッカーのお陰で、クルマ窃盗犯2人が逮捕され、クルマ4台が見つかった!。同社の最新テクノロジーが盗難されたBMW X3を探知。見つかった場所には、他に3台も盗難車が隠されていて、この地区のテムズ・バレー署がそれを奪回したというわけだ。

窃盗犯は、そんなサリー地区のある一件から、2台のクルマのキーを盗み出し、すんなりと乗り逃げてしまった。1台はすぐに見つかったんだけど、BMW X3は行方が分からなかった。でも、さいわい、このX3についたトラッカーの追跡システムがオンになっていたので、クルマからは窃盗犯に気づかれずに信号が送られていたわけだ。それをキャッチしたケ警察は、みごとバッキンガムシャイア地区でBMを発見したというわけ。

このBMWにインストールされていたトラッカーのディバイスが数時間働いてくれたお陰で、警察はこのクルマを発見できただけでなく、サリー地区から盗難されていた他の3台も発見。そして容疑者名も見事取り押さえることができた。

トラッカー社は全英52の警察署と連携しているんだけど、同社システムとイギリスの警察のネットワークが、いかに効果を上げられるかを証明するケースだった。もし、今回のBMW X3にトラッカーのディバイスが付いていなかったら、計4台の盗難車が見つからなかった可能性は高いし、それ以上に、さらにこの地区のクルマが盗み出されてしまったかも知れない。


窃盗犯は盗難車を乗り捨てて
追いかける警官から逃げる

キーの保管にも気をつけて!

トラッカーのシステムは、現在イギリスだけでなく、フランス、スペイン、イタリア、アメリカ、カナダなど世界30カ国で採用されて、警察と連携している。こういうケースを知ると、トラッカー社の盗難車リカバリー・システムは、セキュリティとして効果が高いことが分かる。今回も、犯人は自分が盗んだこのクルマがVHF波を送信しているとは気づかなかった。というのは、このディバイスはクルマの分かりにくい部分に付けられていて、アンテナも見えないからだ。他のシステムと違ってVHFだからクルマがガレージや輸送コンテナーに入れられてしまっても、GPSで、しかもピンポイントでトラックすることができる。そのお陰でこれまでに19500台が回収されている。被害にならなくてすんだ金額は£428,100,000、そして逮捕された窃盗犯も2000人近くに及ぶ。

とはいえ、実はクルマのキーをどこに置くか、ということが重要なことだ。キーを手に入れば、窃盗犯の仕事は90%終わったようなもの。だから、キーは常に「自分の」目の届くところに置いておかなくてはならない。でも、他人の目に付かない所に! よく、手軽だからドアの近くの家具や、フックに掛けておくことがあるけど、これは窃盗犯を誘惑しているようなものだ。

まあ、「玄関に誰かが来ても分からないようなお屋敷じゃない」なんて言わずに、家も開放的になる夏だし、くれぐれも気を付けようね! コンビニなどでのちょい停車でも、キーは持って降りよう!


 果敢なフィアット、ゲイ・パレードに登場 2010/7/16 

まず、言いたいのは「スペイン、優勝おめでとう!!」。ということで、今週の話はスペインに関する話題だ。

新フィアット500が誕生して今年で3年になる。フィアットオート社のスペイン法人は、7月3日に首都マドリッドで開催された「ゲイ・プライド・パレード」に合わせて、7月3日フィアット500と500Cをベースにした特別仕様車5台を市内に展示した。マドリッドのゲイ・プライドは、同性愛者の権利拡大をスローガンに、約300万人の同性愛者・支持者が行進する。

ワールド・カップで優勝したスペイン。カトリック文化の強い、マッチョの国でもあるけれど、2005年にバチカンの反対を押し切って、同性カップルの婚姻と養子縁組を認めてから、同性愛にリベラルな国として捉えられるようになっている。

5台の特別仕様車は、ゲイのモデルを伴って
マドリッド市のバスケス・デ・メリャ広場に展示された

展示された特別仕様車は、5台。そのうちの1台は、500C Dragは、真っ赤なスパンコール加工の生地に、同色の羽根があしらわれている。ゴージャスな衣装をつけるドラッグ・クィーンのイメージだ。いっぽう、ハード・ゲイをイメージした500C Leatherは、ブラックレザーのボディで、これまたゲイに大人気の鋲付きベルトやジッパーが。そのほか、巨大な口紅がそびえるゴールド仕上げの500C Lesbo、全身に熊の毛皮をまとった500 Oso(クマの意味)と、ディスコのミラーボールのようにきらめくボディの500 Coolが展示され、各車の横にはイメージに合わせた男女のモデルが。どれも、発売の予定はないが、500シリーズに豊富な色、内装、アクセサリーがあることをアピールするためにショーだった。

自動車業界は、これまでゲイ・カルチャーには消極的なので、今回のスペイン法人のプロモーションはかなり勇気ある試みだ。ただ、500は誕生から一貫してアートをアピールしているので、その流れとしての勇断だったのだろう。


ちなみに、アートと結びつけた展開をしているフィアット。日本ではファッション・フォト・コンテストをやってるよ。

>> http://www.fiat-auto.co.jp/fashioncaffe/index2.html


海外より「おとなしい」日本のTVコマーシャル

ところで、日本のテレビを見ていると、この国はゲイや女装にオープンな国に見える。NHKでさえゲイや性転換したタレント、オカマさん達をたくさん登場させている。そして「裏」では、倒錯セクシュアリティで世界的に有名だ。でも、セックシュアリティの解放という意味で、日本はオープンな国には見えない。テレビ・コマーシャルには、成熟したセクシーさが使われることは珍しい。特に日本のクルマのコマーシャルは、なかなかセクシーさをアピールしない。せっかく、あのジェニファー・ロペスを起用したレガシーのコマーシャルでも、残念なことに、セクシーなダンスもさせず、眼が飛び出るほど挑発的なボディを見せるわけでもなかった。今流れているクルマのコマーシャルの中で一番セクシーなのは、「谷間」が目立つ小池さんのダイハツ・タントのCMじゃないの?


いっぽう、海外のクルマのコマーシャルを見ると、そのクルマがいかにセクシーかを、あの手この手で演出している。

>> http://www.youtube.com/watch?v=9mqAK3g3UZQ&feature=related

>> http://www.youtube.com/watch?v=RdTyISEM-D8&NR=1

豪州の日産ティーダのCMに出演するカトラル氏 「期待していたより大きかった!」と笑うカトラル氏

日産も、海外では、かなりがんばってるメーカーだよ。オーストラリアでのコマーシャルには、先頃映画の第2弾が公開されたSex And The Cityで、中でも一番セクシーなサマンサ役の女優、キム・カトラルを起用して、クルマの特徴と男性の魅力をオーバーラップさせる、セクシーな台詞でティーダを宣伝する。「ボディがスゴい、とっても大きい」と意味シンな演技の最後は、「さあ、もう一度いくわよ」とキメる。

>> http://www.youtube.com/watch?v=dE2veOnHb7c&feature=related


マツダやトヨタも、海外だとコミカルでセクシーな映像で、サスペンションをアピールしてるのに…。

>> http://www.youtube.com/watch?v=uKBNG14MHq0&feature=related

>> http://www.youtube.com/watch?v=E6XAGOBYlXQ&feature=related

いきなりは無理でも、ちょっとそういうテイストを入れたコマーシャルを作れば、日本でもクルマが売れるんじゃないかなあ?


 コラボ・カーならワクワクするか? 2010/7/23 

70年代後半 僕がティーンエージャーの時に乗っていた
ダットサン510

このコラムに目をとめてくれるからには、あなたはクルマに興味があると思う。でも、日本では特に若い世代のクルマ離れが続いている。ヨーロッパのメディアでも「クルマバナレ」という言葉を紹介している位だ。だから、僕は今、いろんなところで、様々な人から「どうやったら、クルマがもっと売れるようになると思うか?」って、よく聞かれる。

確かに環境を考えると、そんなにクルマを使わなくてもすむ暮らし方ということもあるだろう。そして、仕事に就けなかったり、将来が心配だっていう時代なので、無理してクルマを持とうとしない、というのも分かる。僕が10代の頃は、「自分のクルマを持つ」ということこそが、「大人になる」ということだった。いっぽう、交通機関が充実してる日本では特に、クルマは絶対に必要なものではない。だけどやっぱり、日本のクルマは技術としては進歩しているのに、「クルマが欲しい」と思わせる魅力が足りないのは、残念なことだ。

もちろん、すべての人がハイ・パフォーマンスのクルマを欲しがっているわけじゃない。パフォーマンス車が好きな人は、今でもクルマを持とうと思うだろうからね。じゃあ、コアなじゃない、一般的な人は、どういうクルマだったら、買いたいと思うだろうか?


コーク・カー
デニム・ポケット付きのドアは素敵!

70年代のシンボル、コカ・コーラとトライアンフ

ということで、普段から考えているんだけど、イギリスのバーミンガム市で開催されるスーパー・カーをフィーチュアしたモーター・ショー、MPHには今年、トライアンフTR7とコカ・コーラ社が1978年にコラボした「コーク・カー」が登場することになってる。

これは、1978年にStar Vans of Luton社が、あるコンテストの賞品としてたった3台だけ作ったもので、そのうちの1台が今も残っていた。今考えると、ちょっとピンと来ないかも知れないけど、トライアンフとコカ・コーラという組み合わせは、70年代を象徴するコラボだった。TR7 FHCのボディは、あのコーク・レッドにペイントされて、おなじみの白い曲線がサイドとボンネットに入っている。室内はリーヴァイス製デニムのバックポケットでできたドア・パネル、サンバイザー付きというもの。トランクには12Vの飲物用冷蔵庫、グローブ・ボックスにはテレビもついていた。そして、「オール・サマー・ロング」というビーチ・ボーイズの曲のスペシャル・エディション・レコードも付いて来た。

>> http://www.youtube.com/watch?v=8jtThSIv26Q&feature=related


当時、ビーチ・ボイズとのコラボもあった

コンテストというのは、この曲のタイトル「All Summer Long」の文字を使っていくつ単語を作れるか、というもの。その時の優勝者は、このアルファベットからなんと315語も作って、そのTR7 コーク・カーを賞品にもらったという。

今残っている1台を所有しているのは、TRレジスターというトライアンフ・エンスーのクラブだ。「TR7とコカコーラというのは、まさに70年代を象徴してる」と言うのは、TRレジスターの会長を務めるアレン・フォスター氏。「どちらもポップミュージックのテーマでもあったし、70年代というのは、TVシリーズ『スタスキー&ハッチ』と『ビーチ・ボーイズ』の時代だったと話す。


2010年代のワクワクは何だ?

これは、当時きっとすごく注目されたコラボだと思う。こういうことを、今ももっとやって欲しいと思うんだ。エコロジカルな方向への進化に逆らうことでもないんだしね。

コラボしてるカーメーカーは、確かにある。たとえば、フィアット社は人気ファッション・ブランドDIESELと組んでるし、日産もインテリアのコンラン・ショップとのコラボなどもやってる。日本らしいのは、やっぱりダイハツ・ミラやミラジーノのハロー・キティ・バージョンだろう。グリルや、ドアのトリムやメーターのバックにも「キティちゃん」が付いている。キティちゃんフリークには見逃せないんだろう。日本はアニメでも有名な国だし、ジブリとのコラボ車があっても、おかしくない。

でも、「カワイ〜イ!」っていうだけでなくて、コーク・カーのように、みんなが好きな商品やワクワク感のあるものとのコラボっていうのを、どこか作ってみてもいいんじゃないかな? クルマって、楽しいものなんだから。


 キラー細菌があなたのクルマで! 2010/7/30 

暑い! こんなに猛暑が続くなんて、日本に来てから始めてだろう。でも、毎年「真夏日」「熱帯夜」が増えて来て、毎年どんどん夏が暑くなるのはもうお約束になってる感じがする。5月6月が寒かったのが嘘のような今日この頃。

ところで、イギリスの政府機関が、「キラー細菌はクルマの中で増殖してる」と発表した! まあ、だいたい予測はしてたけどね。

クルマはたしかに機械なんだけど、細菌の培養器にもなりやすい。イギリスの健康予防庁は、「ずっと液がたまっていてキレイにしてないウォッシャー液のボトルの中で、人を病気にするレジオネラ菌などが増殖する」ことを発見した。こういう病原菌にかかると、命にかかわる。

セラチア菌:マットやシートの下。敗血症を起こす可能性あり

でも、危険なのはウォッシャー液内だけじゃない。いや、室内はもっと細菌の温床だ。最近の調査では、セレウス菌やブドウ球菌も見つかっている。これらは、食中毒や皮膚病、嘔吐などを引き起こす。

そういう病原菌はどこに潜んでいるのか? 通気孔, ドアのノブ、シート・クッション、フロア・マット。頻繁に手の触れるスイッチ類にも細菌は繁殖する。室内で食べた物のわずかな破片やこぼしたミルクなど、絶好の栄養になってしまうし、スイッチに触れる人の皮脂や汗も、もちろん菌が喜びそうだ。暑い車内では繁殖が加速する。

バーミンガム市のアストン大学教授のアンソニー・ヒルトン教授は警告する。

「もし、あなたがトイレの便座で食事すると言ったら、みんなショックを受けるでしょう? でも、細菌がうようよするダッシュボードで物を食べるのも、同じように不衛生で危険」だと話す。ヒルトン教授は2008年にO157やK2などの病原性大腸菌はクルマの中にも生息することを確認しているからだ。



掃除、滅菌はこれまでより頻繁に

健康予防庁に調査を依頼したのは、クルマのパーツやバイク、自転車用品のチェーンをイギリスを始めヨーロッパで展開する会社、ハルフォーズ。調査の結果を受けて、ハルフォーズ社は「ドライバーの7割以上が、クルマの中で食べたり飲んだりしますが、そのかけらなどは絶対に放置してはダメです。少なくとも週1回は丁寧に掃除機をかけ、それからクルマをキレイにする製品を浸かって掃除しておかなくては」と話す。

週一回、掃除機をかけよう 室内、インパネ、センターコンソールなどをしっかりと拭くこと
ドライバーだけでなく、家族や友達みんなで楽しくドライブしたり、ショッピングに行けば、どうしてもクルマの中で食べる機会も増える。それはいいんだけど、掃除はまめにしないとダメだね。

そういえば、先日たまたま見たテレビ番組で、クルマの中に目薬を放置すると、暑さで品質が劣化して、目に悪いものになってしまうと言っていた。普段は冷蔵庫に化粧品を入れておくような人でも、クルマだとついつい車内に目薬などを置いて降りてしまうこともある。それから、ペットをクルマに乗せると、毛や皮膚の断片が落ちてそれがバイ菌の栄養になってしまう。それについては、昔このコラムでも書いたけど。本当は動物は室外の荷台に乗せたほうがいいけど、そういうクルマばかりじゃないからね。

とにかく、これだけ気温も上昇すると、これまでなかったような病原菌も繁殖する。中にはペニシリンなどの化学療法剤に抵抗性を持つものもあるので、化学療法剤による治療が困難。クルマの中もこれまで以上に、衛生に気を付けよう。


危険な細菌がいっぱい。

ブドウ球菌 ドアのノブやハンドルから検出。膿痂疹などの皮膚病を起こす
セレウス菌 カー・マットやシートの下から検出。嘔吐を引き起こす
病原性大腸菌 エアコンから検出。死にいたる危険性あり
レジオネラ菌 ウォッシャー液のボトルの中に。死にいたる危険性あり
セラチア菌 マットやシートの下。敗血症を起こす可能性あり